平成14年度（2002年度）　公開研究会の開催について

　初秋の候　貴職におかれましては，ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
　平素は，本校の教育推進のために格別のご配慮を賜り厚くお礼申し上げます。　さて，すでにご承知の通り，肢体不自由児教育におきましては児童生徒の障害の重度化に伴う要医療的ケア児童生徒の教育保障の在り方について，ここ数年来の重点課題として取り組まれて来ております。
　滋賀県におきましては，平成１１年度より，校外学習時における看護師配置を目的とする「学習支援事業」が教育委員会事業として開始され，また，平成１２年度からは，障害福祉課事業としまして「訪問看護利用助成事業」が立ち上げられております。これらの事業の実施によりまして，従来からの課題でありました「学校付き添い」という保護者負担はほとんどなくなりつつあります。しかしながら肢体不自由児教育における「医療との連携」はこれらの事業実施だけでは不十分であり，学校が地域社会の医療資源に依拠しながら進めて行かねばならないことはまだまだあるように考えております。
　そこで，本校において取り組んできましたこれまでの実践を皆様方にご報告し，障害の重度化・重複化に対応した教育課程の編成や教職員の専門性の向上について忌憚のないご意見を頂戴することで，今後の肢体不自由教育の在り方を展望して参りたいと考え，別紙の通り公開の研究会を開催することとしました。
　つきましては，公務ご多用のこととは存じますが，関係職員の皆様のご参加につきましてご高配くださいますようご案内申し上げます。