み〜んなそろって学校へ行きたい！
「医療的ケアが必要な子どもたちの願い」
み〜んなそろって学校へ行きたい！ 「医療的ケアが必要な子どもたちの願い」 |
| （児童・教育：小学校中学年以上向き） ■タイトル み〜んなそろって学校へ行きたい！ 「医療的ケアが必要な子どもたちの願い」 著・井上夕香 監修・下川和洋 A5 判 144頁 ISBN4-7949-6653-9 C8037 定価1365円（本体1300円） 発行 株式会社 晶文社 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-1-12 電話 03-3255-4501（代表） FAX 03-3255-4506 初版発行2005年1月 ■本書購入について  ■ご紹介 「医療的ケア」という言葉をご存知ですか？ 治療目的の医療行為とは異なり、家族が日常の中で行う医療的な介護のことを関係者の間では「医療的ケア」と呼んでいます。この「医療的ケア」を必要としている子どもたちが、盲・聾・養護学校を中心に、全国に約四千六百人ほど在籍していると言います。 この「医療的ケア」が必要な子どもたちの多くは、学校になかなか受け入れてもらえずにいます。主治医が「保育園や通常の学校で集団活動をすることが大切」という意見を述べるほど本人の健康状態が安定し、知的な障害が無い場合でも、保育園や通常学校に入れないケースが多くあります。また、盲・聾・養護学校に入学した場合でも、訪問教育を勧められたり、通学する場合には家族が学校に付き添わなければならないなど、本人や家族に大きな負担がのしかかっています。 児童作家の井上夕香さんは、「なぜ未来に生きる子どもたちへの医療的ケアが充実していないのだろう？社会全体で子どもたちを支え合うしくみがあってもいいのでは？」と考えました。学校へ行くためのほんの少しのお手伝い（＝医療的ケア）が必要なだけなのですから…。 本書では、そうした「医療的ケア」を必要としている三人の子どもたちとその家族のケースを紹介しています。「普通の子と同じように育てたい」という家族の願い、「学校へ行きたい」という子どもたちの声を通して、「医療的ケア」への正しい理解を訴えています。 |
